誕生日だからこそ伝えたいこと
本日、23歳の誕生日を迎えました。
お祝いしてくれた皆様ありがとうございます!
さて、そんな記念日だからこそ皆さんにお伝えしたいことがあって、ブログを書いてみました。
私は今、小学校教師として、3年生の担任を持っています。
子どもたちはかわいらしく、周りの先生方も優しく、保護者の方も理解があって、本当に恵まれた環境で教鞭を執っています。
ですが、ここまでの道のりは決して優しいものではありませんでした。
ここからは、ほとんどの人には話していない内容です。
実は、大学3年生の冬から春にかけてと、大学4年生の冬から春まで精神疾患を患っていました。
大きな原因は、疲労です。
大学3年生時は、ドイツにファームステイした後も様々な活動に尽力していた際に、大学4年生時は、車で日本一周した後も卒論やバイトに尽力していた際に、激しい動悸がして、そこから精神が参ってしまいました。
死にたいと思ったこともありましたし、毎日精神疾患に関することを調べていました。
大学の保健センターのカウンセリングにも通っていました。
1回目の時は、この状態では教員採用試験に合格するのは無理なんじゃないかと諦めそうになった時もありましたが、4月ごろに寛解し、その後準備を進め、無事合格することができました。
2回目の時は、教員になるのを断念して、1年後にまたトライしようと思うこともありましたが、周りの支えもありなんとか4月から教壇に立つことができました。
しかし、精神疾患は本当に恨めしいもので、本当に本当に少しずつしか状態は良くなっていきません。
特に記憶力と論理性が衰えてしまったので、教育実習の時は1日で覚えられたクラスの子どもたちの名前も、覚えるのに1週間かかりました。
始まって2日目に、その日に配らなければならない大事な書類を配り忘れました。
体育の授業の際、頭がぼーっとして、何を話してるのか分からない状況になりました。
その頃の心の支えは、親身になってくれる人たちと、ちょっとずつ、本当にちょっとずつだけど、状態が良くなってきているという感覚でした。
そんなこんなで、だんだんと調子が上向き、5月くらいからは、少し動悸がするくらいになり、7月くらいからは、99%元の調子に戻りました。
おかげさまで、5月中旬からは毎日本当に楽しく過ごしています。
絶望を知っているからこそ、何気ない毎日を幸せに感じ、絶望を知っているからこそ、自分と同じような人の気持ちにも寄り添えるのかなと思います。
人生の大きな後悔は2つあります。
1つ目は、学生時代に最も力を入れていたイベントに、病の最中で参加することになってしまったこと。
2つ目は、大学生活の最後に再び病になり、お世話になった人たちへ、心からの感謝を伝え切れなかったこと。
でも、身体がストップ!!と教えてくれたからこそ、自分自身と向き合い、ライフスタイルを変えていくことができています。 もし学生時代に病になっていなかったら、教員になってから、同じような症状になっていたかもしれません。 そういう意味では、学生時代に大失敗して良かったのかなと今では思います。
今日はこれから学生時代に3年間お世話になった学童に行って、子どもたちと4ヶ月ぶりに再会します。
これからの人生で、支えてくれた人に自身の成長という形で、感謝を伝えていきたいです。 そして、子どもたちに勇気を与えられる、愛とユーモアに溢れた教師を目指して、どこまでも成長していきたいです。
これからもよろしくお願い致します。