初任者が大学生に伝えたいこと
皆さんこんにちは。
この春大学を卒業し、小学校で教師をしているギンガスポーツです。
本当は心底この会に参加したかったのですが、学校の運動会と日程が被ってしまったので、動画と記事でお話しします。
今日は、
①自己紹介
②小学校教師を半年やってみて
③皆さんに伝えたいこと
④最後に
の4つについてお話しします。
その中で2つアドバイスを送ろうと思うので、そこにもご注目ください。
①自己紹介
大学では教育心理学を専攻していました。
またフレンドシップ活動以外にフライングディスク部(アルティメット)にも所属していました。
大学1年生の頃から全国フレンドシップ活動にも参加し、大学3年生の頃には、全フレ実行委員も経験しました。
他にも、東北復興ボランティア団体に所属したり、1週間地域おこしのショートインターンを経験したり、2週間ドイツにファームステイしたり、1カ月で本土を1周したりと、まぁ色々なことをやっていました。
バイトに関しては、以下の記事をご参照ください。
今の自分をつくるもの(バイト編)
https://ginger999.hatenablog.com/entry/2018/08/17/183147
はたからしたら、華々しい大学生活を送っているように見えるかもしれませんが、
ずっと楽しく過ごせていたわけではありません。
大学3年生の後期と大学4年生の後期に2度精神疾患を患いました。
どちらも大きな原因は疲労です。
無理をし過ぎてしまっていたんですね。
まず動悸が止まらなくなり、次に思考力や記憶力が低下し、人と会うのが怖くなり、最後にはこの世からなくなってしまいたいと思いました。
大学保健センターでカウンセリングにも通っていました。
ですので、今フレンドシップ活動をしている皆さんとは、ほとんど元気な状態で関われなかったことが本当に悔しいです。
今回はそういう意味でも、当時伝えられなかった思いをお伝えできたらと思います。
②小学校教師を半年やってみて
まず、一言。本当に本当に楽しいです!!
まじでわくわくエブリデーです。
と、これを聞いて、
えっ、あんた精神疾患患ってたやん。
と思う方がいると思います。
実際、4月は、
①1年で一番忙しい時期であること
②初任者で右も左もわからないこと
③まだ動悸は収まっておらず、思考力や記憶力も回復半ばだったこと
があってかなり辛かったです。
ただ、それでも昨日より少しは良くなってるという実感を信じて前を向きました。
ゴールデンウィーク明けからは、体調が快方に向かい、クラスも軌道に乗ってきました。
そこからは、辛いと思う日はほんとに一度もなかったです。
世間では、教員のブラック化が叫ばれていると思いますが、こういう初任者もいるんだなとわずかでも希望を持ってくれたらうれしいです。
③皆さんに伝えたいこと
⑴「フレンドシップ活動をやってて良かったことはなんですか?」
このテーマを話すときに、思い出すことがあります。
それは大学1年生の時の学Ⅲ交流会。
OBの先輩はこの質問に対し「何一つない。」とおっしゃいました。
今改めて考えてみて、そう答えた理由が分からないでもないなと思いました。
実際、
・たくさんの仲間ができること
・その仲間から自分にはない武器を学ばせてもらえること
・反対に自分にしかない武器に気付けること
・子どもとの関わり方を学べること
・一つの授業(講座)をチームで追求するという経験
・チーム内における話し合いの仕方
などなど、私はフレンドシップ活動からたくさんのことを学びました。
しかし一方で、フレンドシップ活動そのものから学べることはそこまで多くないと思います。
よく「子どもたちにきっかけを与える」
と言いますが、それはまさに自分自身にも当てはまります。
なにかきっかけをつかんで、自分がそこからどう行動していくか。
それがないと単なる自己満になってしまうのかなと思いました。
⑵卒論の話
私は、卒論で『新卒小学校教師のリアリティ・ギャップ」について研究しました。
大学4年生の夏休みに本土一周をした際、全フレで出会った先輩を頼りに全国の新卒小学校教師14人にインタビューしたことをまとめたものです。
人は、自分の理想と現実がかけ離れていた時にストレスを感じるように思います。
ぜひ皆さんには、大学ではあまり教えてもらえないこの現実を知って、リアリティ・ショックを解消してほしいです。
卒論と実際~新卒小学校教師のリアリティ・ショック~
https://ginger999.hatenablog.com/entry/2018/08/03/065502
ただ、現実を知るだけではショックはなくとも、単純な多忙感に負けてしまいます。
教師の資質能力向上のカギは、
「他者と関わる力」
にあると思います。
この力は教師が子どもたちに求めている力でもありますが、どの教師にもその力はあるのでしょうか?
皆さんはどうですか?
私が今、現場でうまくやれている一番の理由は、他者と上手く関われているからです。
子ども、保護者、同僚、地域の方々、友人、と教師は究極の対人職業です。
私は、たくさんの経験をする中で、それだけの方々と関わってきました。
人間関係が上手くいくと全てが上手くいくと実感しています。
☆アドバイス1つ目。
多種多様な人と出会う。
私の場合、これまで話してきた経験に加え、
ヒッチハイクもしていました。
普段だったら絶対関わらない人と関われて、すごくいい経験ができたなと思います。
しかし、そこは人それぞれです。
少し背伸びした自分をイメージして、ちょっとずつチャレンジしてもらえたらと思います。
まずは、同じ部屋を共にするお互いが仲良くなれたら素敵だなと思うところです。
⑶「学生時代に何をすればよいか」
私は学生時代、先輩方にこの質問をしょっちゅう聞いていました。
「社会人になったら自由は減るから、今のうちに遊んでおいたほうが良いよ」
「いっぱい馬鹿をした方が良い!」
「研究会にたくさん参加した方が良いよ!」
「教採の勉強をしておいた方が良い!」
「旅!旅!」
色んな答えを聞きましたが、
私が今思うことは、これです。
「自分のペースでわくわくすること」
これは☆2つ目のアドバイスでもあります。
とにかく皆さんには、つまらない時間を過ごさないでほしいです。
バカしたい時はバカすれば良い。
疲れた時は休めば良い。
自分のペースを大切にわくわくしてほしいです。
ゆずの『OLA!』という曲にもありますが、
「つまんなくしてんのは自分」
です。
どう見方を変えようとつまらないのであれば、「時間・空間・人間」の3つの間を変えるべきです。
「時間・空間・人間」の3つの間を変えられないのであれば、楽しくしようと努力するべきです。
私自身、やってきたことの倍以上やらなくて後悔しました。
お金の問題を気にして、一歩を踏み出せなかったことがありました。
社会人になったらすぐにお金は貯まります。
学生の時は「時間はあるけど、お金がない」
社会人になったら「お金はあるけど、時間がない」
まさにその通りです。
これは、自分自身ができなかったからこそ、皆さんに伝えたいメッセージです。
つまらない時間は過ごさず、自分のペースでわくわくしてください。
それが全て力になります。
④最後に
今SNS上では、
「教師の再魅力化」がキーワードになっています。
役立つ情報が毎日溢れています。
色々騒がれている教育界ですが、教育界は明るいです。
ぜひ希望を持ち続け、かけがえのない学生生活を謳歌してください。
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色んなレクやPA(プロジェクト・アドベンチャー)について学べます。
私自身、大学2年生の時に学Ⅲ交流会で初めて知りました。
フレンドシップ活動をやっている多くの人がビビッとくる内容になっていると思うのでぜひ。
もっと私を知りたいという方がいたら、他の記事やTwitterをのぞいてみてください。
#47都道府県のみなさまへ
— ギンガスポーツ@新卒お笑い教師 (@gingasportsf) 2018年9月1日
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また、直接会いたいという方がいたら、声をかけてくれたら、喜んでお会いします。
感想も送ってくれたら泣いて喜びます。
それでは。