リフレクション祭りで得た高尾先生からの気付き
こんばんは。ギンガスポーツです。
今日はリフレクション祭りに参加してきました。
たくさんの学びがあったのですが、どうしても今日の内に書き残しておきたいことがあったので、そのことについて書きます。
東京学芸大学の高尾先生のインプロの話です。
高尾先生は、
インプロの目的は、
本音を言い合える仲間を作って、セルフ2を伸ばし成長を図ること
であるとおっしゃっていました。
ティモシー・ガルウェイの『インナーゲーム』によると、
人間には、セルフ1とセルフ2という二人の自分が内在しており、
セルフ1は、命令する自分で、
セルフ2は、実行する自分である。
セルフ1は、セルフ2をコントロールしようとするが、セルフ1がセルフ2に委ねられるようになるとパフォーマンスが向上する
そうです。
(今度ちゃんと『インナーゲーム』を読みます。)
私はこれまで、即興的なことをする中で、素の自分を表現するのが心地よくて、インプロをやっていました。
だから、インプロの目的は、自分のありたい姿を引き出し、その感覚を身体に染み込ませることだと思っていました。
しかし、それは中間目標であり、目的はその先にあったのです。
本音を言い合える仲間を作って、セルフ2を伸ばし成長を図ること。
ワークは、その本音を言い合える仲間を作るための手段であると。
インプロの祖、キース・ジョンストンは、
安全に失敗できれば上手になれる。
どんなことでも5000回やれば上手になる。
ということをおっしゃっていたそうです。
だから、たくさん失敗して上手になるために、本音を言い合える仲間と安心安全な場を作り出すことが重要なのです。
学校現場で考えてみれば、
私のクラスの子どもたちは、明るく活発で優しい子が多いです。
遊びやユーモアを取り入れた活動を多く取り入れる中で、
本音を言い合える仲間を作って、セルフ2を伸ばし成長を図ること
ができているからなのだと思いました。
なんとなく実感していたことを、理論にストンと当てはめることができてすごくスッキリしました。
ところで、子どもたち同士がインプロ的に成長できているとしたら、自分自身はどうなんだろうと考えました。
教師の場合、子どもだけでなく、同僚、保護者とも、
本音を言い合える仲間を作って、セルフ2を伸ばし成長を図ること
が理想であると思います。
しかし、中々それは難しいです。
そんな時に考えたのが「同僚性」です。
【「学びに向かう力」を鍛える学級づくり②】
— ギンガスポーツ@新卒お笑い教師 (@gingasportsf) 2018年11月10日
松村先生と相馬先生の友情タッグトレーニングの様子が、鮮明に映し出された本。
スポーツでよくある「最高の理解者であり、最高のライバルでもある」っていう関係性って、同じ教育現場であったら最強だと思う。
もちろん、実践も素晴らしかったです✨ pic.twitter.com/p3UmYe4lyc
この関係性を、自分も持てる環境をつくっていきたいと思いました。
日常生活の中ではと言うと、
インプロに出会ってから、インプロをしている時のような心地良い感覚を社会に合わせて振る舞えるようになっている感覚を持てるようになりました。
その感覚をこれからも突き詰めていきたいと思います。
高尾先生は、
セルフ1とセルフ2をコントロールするための方法として、
自分を動画で観る。
ということを提案されていました。
観るだけで、セルフ2が自動的に修正してくれるそうです。
明日は研究授業があるので、早速タブレットで動画を撮って、淡々と見返そうと思いました。
そして、それを習慣化していきます!
大学院派遣制度で、高尾ゼミにお邪魔することは可能か聞いたところ、それは可能だから、ぜひ一つの選択肢に入れて欲しいと言っていただきました。
高尾先生との出会いは、教師人生を考える上でも、すごく嬉しい出会いでした☺️