一初任者の研究授業観
こんばんは、ギンガスポーツです。
今日計画訪問があり、2回目の研究授業を終えました。
良い機会なので、今回の研究授業の振り返りと、私の現在の研究授業観をまとめてみたいと思います。
研究授業
私の自治体では年に3回あります。
今回はその第2回目です。
1回目の研究授業では、ほぼ指導書通りの国語の授業をしました。
なので、2回目の今回は、自分のやりたいことをメインで授業を考えることにしました。
教科は算数です。夏休みに読んだ大野先生の『ビルドアップ型算数授業』を参考に、「円と球」の単元の導入を考えました。
研究授業を終えて
率直な感想は、
自分はまだまだだなぁ
ということです。
教師としての立ち振る舞い方もしかり、
教材研究の甘さもしかり、
児童の実態把握の甘さもしかり。
全員が理解できることを目標にしていたのに、何人かの子どもたちの意欲が離れていくのを肌で感じました。
子どもたちに申し訳なく、すごく悔しかったです。
「できたことに目を向ける」
大学の時にある教授に言われたことです。
反省する際、どうしてもうまくいかなかったところに目がいきがちです。
若いうちは授業の場数を踏んでいないのだから、上手くいかなくて当たり前。
できなかったことではなく、「できたことに目を向ける」ことが大事だとおっしゃっていました。
そういう意味では、得意な雰囲気づくりを生かして、導入時に「学びに向かう姿勢」を作らせることはできました。
1週間前に他のクラスでやらせてもらった時に比べて、遥かに前進した感覚を得られました。
究極の形と比べたら、まだまだですが、できたことは間違いなくあります。
その実感は自信につなげていきたいと思いました。
また、パソコンのインカメラで動画を撮影し、研究協議会までに見直したことで、子どもが離れていった感覚と実際の場面を照らし合わせることができました。
昨日のリフレクション祭りが生きていると思った瞬間でした。
現在の研究授業観
終わってみたら、とても気が楽なのですが、多くの人にとって大変だと思うのが、研究授業に至るまでの道のりです。
ということで次に、現在の私の研究授業観をまとめていこうと思います。
大事にしていた2つの言葉
それは、
「研究授業の評価なんて、見る人の好みや」
「授業は、必ず自分の納得できるものをやりなさい」
という2つの言葉です。
「研究授業の評価なんて、見る人の好みや」
この言葉は、土作彰先生がセミナーでおっしゃっていたことです。
私はこの言葉を聞いた時はっとしました。
確かに、「土作先生のように授業を極めた方にとって」という括弧書きはあると思いますが、初任者にとってもこう思えていたら、随分心が楽になると思います。
「授業は、必ず自分の納得できるものをやりなさい」
これは、ある先生に言われたことです。
実際、研究授業を検討していく中で、複数の方々からご指摘を受けることがありました。
どの意見も参考になるのですが、全てを鵜呑みしてしまっては、指導案から自分のやりたいことがなくなってしまいます。
根本の話になった時は、こちらの思いも話しました。
自分なりに精一杯教材研究をして、こういう思いでクラスの子たちに授業をしたいということを伝えたら、こちらの思いも汲み取っていただくことができました。
(それで通してもらえたことも、私が職場に恵まれているところなのだとは思います。)
よく、色々修正が入り、自分のやりたい授業から、指導教官のやりたい授業をやらざるを得なくなったという話を聞きます。
それではやる気が出ないのは当たり前です。
授業の見方は人それぞれということを前提に、自身が納得感を持ちながら、指導案検討をしていくことが重要だと思いました。
終わりに
数年前までは「指導案なんていらんやろ」って思っていたけど、指導案って書いていくうちに「あ、うちのクラスってこんなんだったのか」、「ちょっとまてこの思考の流れはおかしい」って、言語化することで流れを整理することができるから一年一本書くのも悪くないなと思った。
— 小学校教員若手A (@wakate_kyouyu) 2018年11月11日
研究授業は、大変ですが、
若手先生もおっしゃっている通り、
日頃の自分の授業スタイルや児童の実態把握を見直す意味でも、1学期に1回は行った方が良いのかなと思いました!
ひとまず、お疲れ様でした。自分。