2年目小学校教師が考える、子どもと教師がWIN-WINの時短術
私は初任時代、「子どもがいる内に全ての仕事を終わらせる初任者の一日」という記事を書きました。
https://twitter.com/gingasportsf/status/1051812986883465216?s=21
(「全ての」ではなく「個人の」の間違いでしたが^^;)
2年目の今は、より余裕を持って、子どもがいるうちに個人の仕事を終えることができるようになりました。
その働き方について興味を持ってくれた方がいたので、今日はそのことについてまとめていけたらと思います。
前提:クラスが落ち着いている
原則:「子どもたちだけでできることは、子どもたちにやらせる」「共同修正(教師と子どもで一緒により良くしてくこと)」
◯朝
・宿題
テキスト、プリント類は、漢字スキルの新出漢字以外は子ども同士で丸つけをさせる。
音読チェックは、
教科書サインの場合は、机の上に開かせ、教師がサイン。
音読カードの場合は、係にチェックを任せる。
・朝自習は、学級通信にも載せるようにし、係に黒板に書いてもらう。(これで、朝最悪教室に来なくても大丈夫)
(朝自習後の指導→朝自習後、教室に来てすぐ「真剣に取り組めた人は立ちます。」という指示を出す。これを何度か繰り返せば、ほぼ全員が真剣に取り組むようになった。)
(課題が終わった子に対する指導→自習と言われて、読書をはじめとした「自分に必要なことができるようすること」ができるように、繰り返し指導していく。)
(バタバタする朝の時間。1時間目を算数にしておくと、百マス計算の時間で確実に数分落ち着いた時間が取れるので、私は1時間目を算数にすることが多い。)
◯授業中
「授業の振り返りのチェック」までを含めた授業デザインをする。(なんなら授業は45分じゃなきゃいけないというルールもないので臨機応変に。)
◯テスト中
①テストが終わった子から前に出す。
②教師はひたすら丸つけ
丸つけのポイントは、観点ずつまとめて大きな丸で丸つけしていくこと。(暗記できるならまとめて表でも◯)
そして随時名簿に点数を記入する。(点数の記入は、写真の通り)
③テスト返却(慣れてくるとテスト時間の30分と同時くらいに返却できるようになる。3年生でも、5年生でも。)
④テスト直し&解説
これに関しては、皆さんご存知さる先生がそれに詳しいので、ぜひ参考にしてみてください。ちなみに、私は丸つけ界王拳はできません。
https://twitter.com/saruesteacher/status/1120676021303271425?s=21
◯隙間時間
これがすごく大きい。意識して見てみると、意外とある。
・5分休み
・図工や学級会などの時間で全員が熱中していて教師が関わる必要がないとき
・百マス計算に取り組んでいるとき(黒板に巨大タイマー必須)
・給食当番の着替えが終わるまで
・給食を食べ終わった後日直がごちそうさまをするまで
・廊下を歩いている時間
など。その時その時にできることが必ずある。
私はその時間に、
・授業準備
・教材研究
・学級通信
・振り返りのメモ
などを行なっている。パソコンは教室に必須。
◯放課後
・基本はチャイなら。(チャイムと同時にさよなら)
そのために、学級通信で時間割は事前に伝え、給食の時間に帰りの会をしてしまう。
◯教材研究
・長期休業中に、単元の教材研究は終わらせておく。
・授業後に、板書を撮影して、次に生かす
・次の授業に生かしたいたいなと思ったことを指導書にふせんでメモする。
◯休み時間と給食の時間の捉え方
初任時代は、とにかく子どもと一緒にいようと思い、ほぼ全ての休み時間で一緒に遊び、給食の時間で一緒に食べてきた。そのメリットも重々承知しているが、これらは必ずしもしなければならないことではないとも思っている。
今は、「自分が遊びたいと思ったら」「自分が一緒に食べたいと思ったら」子どもたちの中に混ざる、くらいの気持ちでやっている。そうすると、どうしても後に回したくないことタスクがあったときに、その時間に処理することができる。
ただ、子どもとの信頼関係に不安がある内は、一緒にいれるだけいた方が良いとは思う。
◯事務作業
・提出書類など、その場で出せるものはすぐしてしまう。
・集金日は、朝学校に来た子から、硬貨ケースにお金を入れさせ、ハンコを押して、その場で完結させる。
・word、excel、ブラインドタッチができれば怖いものなし。逆にそれに疎いと、色々時間を搾取される。
・所見に関しては、日々ひたすらメモって、アーリーショケナーになる。
他にも色々あるでしょうが、ひとまずこの辺で。
以上のことができ、校務分掌が軽く、空き時間もある程度確保されていれば、
日々子どもがいるうちに個人の仕事を終えることができると思います。
今は、放課後10分間で1日の振り返りをし、その後伴走者の先生とその振り返りをしています。
その後は、職員室で会議やらお話やらをしつつ、深めたい授業があればより深く教材研究をするということを
ほぼ残業ゼロで行なっています。
やろうと思えば、定時出勤定時退勤ができる状況にする。
そのことが、自分のやりたいこと、究めたいことをする上でのスタートラインになると思っています。
これからも心と時間に余裕を持って、子ども大人と笑顔で関わっていけたらと思います!