銀河鉄道の旅🚃🌌

銀河級の教師を目指す3年目小学校教師のブログです。お気軽にお読みください😊

卒論と実際~新卒小学校教師のリアリティ・ギャップに迫る~

三日坊主チャレンジ、最終日。

思った以上に周囲から反響があり、嬉しく思います。

これが発信することの一つの大きな魅力なんだなと実感。

 

さて、3回目の記事では、卒論と実際について書いていきます。

私の卒論のテーマは『新卒小学校教師のリアリティ・ギャップ』でした。

「リアリティ・ギャップ」は私の造語で、大学卒業時に抱いていた小学校教師のイメージと小学校教師となった今抱く教師のイメージのネガティブなギャップという意味の「リアリティ・ショック」と、大学卒業時に抱いていた小学校教師のイメージと小学校教師となった今抱く教師のイメージのポジティブなギャップ」という意味の「ポジティブ・サプライズ」を組み合わせた言葉となっています。

Twitter上に、尊敬する小学校教師になられた多くの方の悩みが見られたことがきっかけでこのテーマを設定しました。

イメージと違うから、疲労と感じる。この「疲労感」がストレスに大きく影響を与えているのだろうと考えました。

大学4年生時に車で日本一周をした際やビデオ通話を通して、全国の14人の新卒小学校教師の方にインタビューをさせてもらい、「リアリティ・ギャップ」についてまとめました。

結果は、以下のようになりました。

 

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さて、約5カ月ぶりに見て、私はどう感じるか、、、

 

病の中での論文執筆だったので上手くまとめられず中途半端な形で終わってしまったのですが、大体こんな感じだろうなと思います。

私は、この事実をそもそも知っているため、あまりリアリティ・ギャップは感じていないのですが、一つだけ大きなリアリティ・ギャップがありました。

それは、「配属校ごとの特色」です。

私の学校の環境は本当に恵まれていて、力のある中堅の先生が多く、学校全体が落ち着いていて、18時にはほとんどの先生が退勤するホワイト環境なのですが、同期の話を聞くと、個人だけでなく全体的に20時まで残って仕事をしているということはざらです。

また、指導教官との相性が悪く、指導案、所見等の修正がしょっちゅうあり、早く帰れないという話も。

他の自治体では、6時出勤21時過ぎ退勤が当たり前の職場で過ごしているという同期の話も聞きます。

ですので、配属校だけでなく、広く言えば、地域、狭く言えば、学年、管理職、指導教官、子ども、保護者など、本当に様々な要因が忙しさに影響を与えていると言えます。

加えて、改めて重要性を感じたのは、「職場内の人間関係」です。卒論では、『「チームとしての学校」の大切さが示唆された。』という薄っぺらいまとめで終わってしまったのですが、本当に大事。全体の人間関係が良いと、それだけでみんなの力が何倍にもなりますし、個人としても、いろいろと教えてくれる人に対して、更に自分から積極的にコミュニケーションをとることで、たくさんの学びを得られます。

 

あと言えることは、図には載っていないのですが、多くの調査協力者も話していた「4月のつらさ」は、間違いなくあります。

学校の時間の流れが分からず、授業が上手くできず、子どもが落ち着かない上に、会議が何話してるのか分からなかったり、よく分からない状態で組合の集まりがあったり、よく分からない保険の話を17時以降に1時間×3回受けたり、、、

当時の私は体調が万全ではありませんでしたが、それを抜いても普通にきつかったと思います。

まだ学生の方は、4月は我慢の時期と覚えておいても良いかもしれません。上手く乗り越えられたらすごいです。

 

来年も初任者が来ると思うので、初任者がこうしたリアリティ・ギャップと日々闘っていることを忘れず、サポートしていきたいと思います。 

 

今回も読んでいただいてありがとうございました!