銀河鉄道の旅🚃🌌

銀河級の教師を目指す3年目小学校教師のブログです。お気軽にお読みください😊

教師になってから行く研究発表会は最高だという話。

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こんにちは。ギンガスポーツです。

 

一昨日からフォロワーが100人増加しました。

Twitter職員室のお兄さんお姉さんの拡散力にビビりまくっています。

心から感謝申し上げます🙇

 

 

 

さて、昨日は、附属小学校の研究発表会に参加してきました!

 

教師になってから、たくさんの勉強会に参加してきましたが、実際に研究発表会に参加して授業を参観するのは初めてでした。

 

授業者はどんな授業をされるのだろう、他校の3年生はどんな様子なんだろうと、すごくわくわくしていました!

 

私が参観した3つの授業と、

その後に行われた田村学先生のご講演についてまとめます。

 

1時間目:算数

小学3年生の三角形の授業。

 

心に残ったことは、マルチタスクの難しさです。

授業中に、個人作業をしながら、全体で確認をするという場面がありました。

 

あ、これが3年生でできたらすごい!と思っていたのですが、残念ながら個人作業をしながら、メリハリをつけて、全体確認に集中できていた子は半数に満たないくらいでした。

 

メリハリ。

みんなができたら最強だよな~と思いつつ、特性上苦手な子もいることは間違いないです。

 

思えば、大人だってできない人がいるんだから、うーん、難しいなと思いました。

 

 

3時間目:算数

5年生の『比べ方を考えよう』の授業。

 

心に残ったことは、統合性という言葉です。

 

子ども中心に進めていく授業の中で、何度も

 

「この前習った○○を使って、~」

 

「あ!これ前やったやつとつながる!」

 

という声が聞けました。

これは、子どもたちがこれまで学んできたことを統合的に考えられている証拠です。

 

自分のクラスを振り返ってみたら、そういう発言はあまり聞こえていなかったなと思います。

 

学び合いや、振り返りをより活用していく中で、目指したい姿だと思いました。

 

 

二つの授業に共通していたこと

 

それは、授業者の方が、お二人とも

 

「つなげる教師」

 

であったことです。

 

大事なことを一切自分で言わない。

 

全て「どういうこと?」と自然に子どもに返し、子どもに発言させます。

 

振り返ってみると、授業中に数えきれないほど、その答えを言ってしまっていた自分が恥ずかしくなりました。

 

協議会の際に、講師の教授は、そのことを

「あいまいさを受け止める」

と表現していました。

 

受け止めるだけでいいのだと。

 

そうすれば、自然と子どもたちの方からつなげてくれる。

 

すごく大事なことに気付けた気がしました。

 

 

私は研究授業で算数をやります。

今回この2つの授業を見て、すごく参考になりました。

他にも、

 

  • 数学的な見方・考え方を鍛える、具体的動作
  • 子どもの問いからつくる授業
  • 自分で確かめる時間を設ける
  • ストーリーが決まっている『水戸黄門型授業』だけでなく、問題が起こって、解決して、でも最後にまた問題が起こる『渡る世間は鬼ばかり』型授業という選択肢がある(笑)

 

これらのポイントも踏まえた授業を作りたいと思います。

 

 

2時間目:体育

2年生の鬼遊びの授業。

 

この授業を一言で表すとしたら、「夢中」でした。

子どもたちが、45分間、体育の授業という夢の中を駆け抜ける姿は圧巻でした。

 

そのポイントは以下の2点だと考えます。

 

①一切無駄のない時間

前時の振り返りと本時のめあて確認で3分。

ウォーミングアップから、田んぼドロケイ4試合までで20分。

5分間休憩しながら作戦会議をして、

もう4試合して35分。

最後にペアと全体で振り返りをして45分。

 

本当に一切無駄がありませんでした。

 

そのためには、きびきび集団行動をしたり、みんなで高めあったりできるクラスの力や、一瞬を楽しむ勇気を持ったり、仲間と対話したりできる個の力が必要です。

 

それを実現させる素晴らしい学級経営に、感動しました。

 

②世界観

メインの田んぼドロケイ。

まず、ノリノリのBGMが流れ、

次に「パン・パン・パン・パーン」というレースの合図。

そして、USAの曲に合わせてゲームが始まります。

最後に、爆発音がしてゲーム終了。

 

その後、また違うノリの良い曲が流れ攻守交替し、その流れでノリノリのBGMが流れ始めます。

 

4試合し、休憩時間(水分補給からの作戦タイム)から切り替えるときも、また、ノリノリのBGM。

 

そして流れるように、ペアでの振り返り。

BGMには心落ち着くオルゴールが流れていました。

 

この夢をさめさせない世界観づくりが、子どもを熱中させるのだと思いました!

 

 

最後の円になっての全員の振り返り。

今まで1度しか宝をゲットできなかった子が、何回もゲットできてその感想を話す際、その子以上に周囲の子たちが嬉しそうな顔をしていて、思わず泣きそうになってしまいました。

 

クラスも参観者もみんなが夢を見られた素敵な時間でした。

 

 

田村学先生のご講演

 

文部科学省視学委員で国学院大学教授の田村学先生のご講演。

 

はじめて、主体的・対話的で深い学びを、深く理解することができました。

 

「深い学び」のキーワードは、“つなぐ・つなげる・つながる”

 

「深い学び」とは、知識・技能が関連付いて構造化されたり身体化されたりして高度化し、駆動する状態に向かうこと。

 

なるほど!の連続でした。

 

私は、今、これまでと比べ圧倒的にインプットとアウトプットを繰り返すことで、

自身の経験とSNS、本、セミナー等での学びが強烈に結びいている感覚を得ています。

 

そして講演を聞いて、

あっ、深い学びって、まさに今自分が経験していることなんだと気付きました。

 

 

漢字学習どうしようか問題

 

スワヒリ語の習熟テストの実験の話で、

活用・発揮すれば長期記憶されやすいということを学びました。

 

今のクラス課題として、漢字の定着率の低さがあります。

その責任は、私にあります。

漢字テストは一度しかしておらず、その後のまとめテストで復習する形しか取っていないからです。

 

これから何かしらの形で漢字テストを2回3回とやっていくということは、時間的にまだ厳しそうなので、ひとまず学級通信を通して、保護者の方々に復習の重要さを発信し自主学習と連動できればと思いました。

 

まとめ

大学時代、何度か研究発表会に参加したことはありましたが、教師をやっているからこそ見える景色は間違いなくあるなと思いました。

そして、キャリアを重ねれば見える景色も変わってくるのだろうなと強く思いました。

 

これからも継続的に研究発表会には参加しようと思います!