ジェネレーターという生き方
突然だが、あなたは、教師を英語で表すなら、と聞かれたらなんと答えるだろうか。
(テイストは気分です笑)
Teacher
Coacher
Facilitator
…
などがまず思い浮かぶのではないのだろうか。
(そういえば、この3つの力を合わせ持った人を、東進ではMentorと言っていたような)
他にも、Counsellor、Entertanorなどがあるかと思う。
また、初任者研修では、教師五者論というものも紹介されたことがある。
学者、医者、役者、忍者、易者、(芸者)
どれもなるほどなぁと思い、教師としての在り方のヒントになっていた。
ただ、ずっともやもやしていたこともある。
それは子どもとの距離感だ。
どの在り方を取ってみても、子どもと対等の立場で、同じ空間にいる在り方はないように思えた。
教員採用試験を受けたときから変わらない理想の教師像は、
「関わる人たちと本気で向き合い、寄り添い、共に成長していける教師」である。
「関わる人たちと共に成長していける教師」。
うまく形容する言葉は知らなかったけど、自分の中では納得していた。
そんな中、ついに、ぴったりの在り方に出会えた。
それが、ジェネレーターだ。
ジェネレーターとは、「共に試行錯誤して生み出す人」という意味。
特徴として、
・自分自身がジェネレートされる
・参加者がジェネレートされる
・モノやアイデアを生み出す
ということがある。
この在り方を教えてくださった市川力先生は、まさにジェネレーターそのものだった。
もしかしたら子どもよりモノ・コトを面白がり、自分自身がジェネレートされていた。そして、その姿が参加者をジェネレートしていた。
大人には大人の強みがあるように、子どもには子どもの強みがある。
| 子ども | | 大人 |
| 解像度 |目| 周辺視 |
|問いかけ|耳|受け止め|
|思いつき|口| 雑談 |
| 描写力 |手| 記憶力 |
大人の方が優れているというのは、ある一面から見たものであって、全てではない。
大人が優秀だという幻想は抱かないようにしたいなと改めて思った。
子どものことをリスペクトして一緒に面白がる。そうすることで互恵的な関係性になれるのだろうなと思った。
市川先生は、ジェネレーターは、在り方ではなく、生き方だという風にも話していた。
きっとそこには、子どもだけでなく、関わる人どんな人をも尊重すること。
互恵的関係を築くことの大切さが込められているのだと思った。
これからは、自信を持って、ジェネレーターを目指したいと言いたい。