広田町は、第2の故郷!
「広田町は、私にとって第2の故郷になりました。」
町民の皆さんにそう話してから約3年。
まず、なぜ私が広田町に関わったのかをお話ししたいと思います。
大学2年生の春休み、NPO法人SETという団体の「チェンジメーカースタディープログラム」というショートインターンに参加しました。
1週間数十名の学生で、広田町で生活をしながら、現地の課題を解決するアクションプランを考え、実際に実行するというものです。
当時は、
「広田町を花でいっぱいにしたい」
という貴子さんという方の想いを受け、お花教室を開き、その参加者の方の住む家を地図に示して、お花マップを作り、町内に配布しました。
今回は、色々な偶然が重なって再訪する運びとなったのですが、運動会の打ち上げが終わったその足で夜行バスに乗り、広田町を目指しました。
お昼ごろ、現地にいるメンバーに送迎してもらい、広田町で1番お世話になった貴子さんの元へ。
貴子さんは、開口一番
「おかえり」
と言ってくださいました。
その瞬間心がジーンとなりました。
私も
「ただいま」
と返しました。
ずっと待っててくれていたんだという気持ちが伝わってきて本当に嬉しかったです。
その後は、ご家族らと一緒にお昼ご飯を食べながら楽しく談笑しました。
せっかく広田町について書くので、広田町のすごいところを2つ書きます。
①とにかくあったかーい広田町
広田町には「お茶っこ」という文化があります。
近所の方同士がふらーっと家に寄ってお茶をする
というものです。
よく言う「お茶しよ☕️」より何百倍もフランクなイメージです。
通りすがりの人に対しても、「お茶っこしてけ〜」と言ってもらえたりします。
なので、1週間広田町で過ごしていた時は、いつもお腹いっぱいでした笑
町の方々があったかすぎて、実家に帰ったその日、誰に対しても挨拶したくなる自分や、無意識に家をそろーっとのぞき見している自分がいました。(一歩間違えれば犯罪😅)
町自体も日本の原風景のような、自然豊かな場所で、時間がゆったり感じられる素敵な町です☺️
②SETという存在
「地方創生」
これは近年の日本におけるキーワードです。
それを正に体現しようとしている団体がSETです。
東日本大震災がきっかけで結成された団体なのですが、今は様々な事業に取り組んでおり、最近では今までの功績が認められて、復興大臣から感謝状が授与されました。
人口2300人の町に、移住をした若者が10名以上おり、年間延べ1500人の若者が広田町を訪れているそうです。
私が実際にショートインターンを体験した際も、SETのたくさんの魅力的な方々と触れ合い、大きな刺激をもらいました。
今まで地方創生に関する取り組みはいくつも聞いてきましたが、間違いなくその先駆けとなる取り組みをしている団体です!
根岬梯子虎舞
さて、話を先に進めると、
2日目は、町の4年に1度のお祭りに参加してきました。
メインイベントとして、根崎梯子虎舞(とらまい)があります。
どこまでも伸びる梯子を獅子舞のような虎が威勢良く上りその頂上でダイナミックに演じるというものです。
虎舞を演じる方はもちろん、
下で1時間近く懸命に太鼓を叩き続ける方々、
神輿を担ぐ方々、
それを頑張れという思いで見つめる方々、
その空間全てに感銘を受けました。
祭りが町を繋げているんだなということを感じました。
私自身、地域の伝統的な祭りというものに縁がなかったので、本当に良い体験ができたな〜と思いました。
そして、ねぶた祭りやをはじめとした地域の伝統的な祭りにもっと参加してみたいと思いました。
そしてお別れの時
最後の虎舞を見て、もうすぐ帰る時間になりました。
帰り間際に貴子さんの家にハッピを返しに行ったら、貴子さんたちは「上がっていきな」と言って、ごちそうを振舞ってくれました。
最初から最後まで、広田町のあたたかさに癒され続けた2日間でした。
私は小学校教師という職業を通して、
「地域を明るくできる人」
になりたいと思っています。
そのためのヒントをたくさん得ることができたなと思いました!
今回特に、人の心をぽかぽかにできる人になりたいと改めて思いました☀️
広田はいつまでも第2の故郷です☺️
お世話になった皆様、
本当にありがとうございました!!