TQJ⑧シンシくんと友達になろう
実は、私はシンシくんとは仲良くなかった。
シンシくんとは、新学習指導要領解説君のことだ。
シンシくんはお難くて、近寄りがたい雰囲気を持っている。
でも中身がしっかりしていることは聞いていたから、仲良くはなりたかった。
2年目まで、時々話しかけるくらいで、中々深い会話はできなかった。
でも、今年ついに仲良くなるきっかけができた。
それは、シンシくんと話すきっかけができたからだ。
私は今、探究について探究している。
探究を知るには、シンシくんと話すと良いよと誰かが気づかせてくれた。
そこで勇気を振り絞って話してみると、シンシくんの話のわかりやすさに度肝を抜いた。
どうして今までシンシくんと話さなかったのだろう。
多少の後悔はあったが、これからも仲良くしようと約束することができた。
と、言うことで、最近ようやく指導要領を読むようになった。
(遅すぎだろ、と言う意見や、若造にわかってたまるか、という意見はご容赦ください。笑)
私は今回TQJの中でも算数グループに割り当てられているが、算数が専門のわけではない。
そして、正直指導要領も断片的にしか理解していなかった。
今こそ読むときだ!と思い、ざっと目を通す。
◯算数の4領域
A数と計算
B図形
C測定(変化と関係)(関数)
Dデータの活用
◯算数科の目標
(1)数量や図形などについての基礎的・基本的な概念や性質などを理解するとともに,日常の事象を数理的に処理する技能を身に付けるようにする。
(2)日常の事象を数理的に捉え見通しをもち筋道を立てて考察する力,基礎的・基本的な数量や図形の性質などを見いだし統合的・発展的に考察する力,数学的な表現を用いて事象を簡潔・明瞭・的確に表したり目的に応じて柔軟に表したりする力を養う。
(3)数学的活動の楽しさや数学のよさに気付き,学習を振り返ってよりよく問題解決しようとする態度,算数で学んだことを生活や学習に活用しようとする態度を養う。
こうしたことすら、大学の勉強でやった気がするくらいで、明確には意識できていなかったのが現状だ。
こうして立ち止まり、実践と理論を結びつけて初めて理解するのだなと改めて感じる。
みんなの教育技術の記事によると、【教科調査官に聞く】算数科の新学習指導要領-改訂ポイントと授業改善の視点|みんなの教育技術
数学的活動において、「現実の世界」と「数学の世界」の両方のサイクルがあることを意識することが大事ということが書かれていた。
探究においては、このサイクルが鍵になりそうだなと思った。
時間が来てしまったので、一度さよならするが、
引き続き、シンシくんとは仲良くやっていきたい。