TQJ⑨ギントンミステリージャーニー
最近ステイホームのお供に、『レイトン ミステリージャーニー』というSwitchのゲームをダウンロードした。
レイトンシリーズは、自分が小学生の時からずっと好きなシリーズで、すごく懐かしい気持ちで進めている。
(その流れでイナズマイレブンも好きになったなぁ。)
その中で、「ひらめきピース」というものがある。
事件を解く鍵となる6つのピースだ。
このピースが、今書き続けているこのTQJシリーズとすごく一致するなと思う。
「算数科の探究的課題」というお宝を探すための、ひらめきピース。
(ふっ)
やあ、私の名前はギントン。
今日もこのひらめきピースを埋めていくよ。
昨夜、LCLのとっくんさんが企画した『作家の時間』のゆるラボに参加した。
参加した動機は、
①純粋にとっくんさんのお話を聞いてみたかったから。
②『作家の時間』が積ん読になっており、読むきっかけにしたかったから。
というものであった。
しかしながら、参加したときに頭にあったことは、「作家の時間をもとに探究の在り方を考える」ということであった。
なぜかというと、金曜日のTQJのミーティング後に、ナオトさんからこのような話があったからである。
広さを探究するもの、深さを探究するもの、それぞれあっていいと思います。それを貫くテーマさえしっかりしていれば。しかしそのテーマが難しい。総合的に広くとろうとすると算数から離れてしまうし(なんであれ必ず生活に算数を使っているのでつながるのですが、カンファランスが難しくなるというご意見)、教科の範囲の中でやろうとするとスキルや教科の本質といったどうも勉強っぽくなり、探求の自ら学ぼうとするダイナミックさに欠けてしまうのでは。
いろいろな懸念があると思います。こういうときは、手持ちの実践やアイディアだけでなんとかしようとないこと。それぞれが、今もやっと思っていることに近い、先行研究や実践を2つほど集めて、持ち寄って、具体で話してみるのはどうでしょうか? 理念ばかりはなしては空中戦ですので。
これが必ずいい方法であるからやった方がいいとは押しつけるつもりはありませんが、僕はスタックしたときは、こうしているので。
ご検討ください。
作家の時間は、一つの先行研究であろう。
算数の探究的課題と比較するには絶好の機会。
ということで、今回は
「作家の時間をもとに探究の在り方を考える」ということをを念頭に、作家に時間の話を聞いた。
(それにしても、どうしてこう、なにかを探究しているときには、こうも良い巡り合わせが来るのかと思う。「アンテナが立っているから」って言ったってやっぱりすごい。ラッキーだよなと思う。)
とっくんさんの実践を聞きながら、
探究のことについて考えを巡らせた。
・そういえば、自分は「ブロガーの時間」を楽しんでいるんだなぁ。
ブログの記事を徒然なるままに書くことで、書くことが好きになったなぁ。
そしてそれが、学級通信にも生きているなぁ。
・このブロガーの時間は、TwitterをはじめとしたSNSという環境に、カンファレンスと共有が自然発生しているから成り立っているのかなぁ
・作家の時間でできた作品が、漫画化したり映画化しても面白いよなぁ。
「漫画家の時間」「脚本家の時間」「俳優の時間」、…
やっぱりなりきるって大事。
・「なりきる」と言えば、「なりきって、なりきれなかったその差分がオリジナリティ」という力さんの名言を思い出すなぁ。
おっと、もちろん、作家の時間と算数の探究的課題の関連についても考えた。
作家の時間は、要は、国語における「書く」の専門家。
読書家の時間だったら、「読む」の専門家。
「書く」、「読む」は、国語の領域の一つであり、
誰でもできて、個性を出しながら、どこまでもその個性を伸ばすことができる。
「聞く」の専門家はカウンセラー、「話す」の専門家は凄腕営業マン⁇笑
一方、
ある算数の探究的課題に取り組むことを「〇〇家の時間」と表すとしよう。
算数の領域は、2年生で言えば、
・数と計算
・量と測量
・図形
・数量関係
計算家の時間
測量家の時間
うーん、なんだか、広がりがなさそうだ。
誰でもできるわけではなく、個性が出しにくく、どこまでもその個性を伸ばしにくい。
これが、多くの方々がおっしゃっている「算数」の難しさかもしれない。
そして、だからこそ、ナオトさんは、図形や数量関係における、「美しさ」に狙いを絞ったのではと思った。
でも、まだ考える余地はありそうだ。
算数の本質が理解できればきっと何か見える気がする。
レイトンのゲームでも、ピースが完成すれば、そのエピソードは解決し、また次の謎に向かう。
次の謎は、
「算数の本質とは」
なにやら、TQJ⑦で見た、シンシくん(新学習指導要領くん)のもとに戻らねばならなそうだ。
ナレーター「ギントンがこの後、シンシくんの脅威に脅かされることになるとは、この時はまだ気付いてもいなかった…」
ここまでセーブしますか?
はい・いいえ