TQJ⑩算数のよさ
さて、今回は算数の本質に迫っていきたい。
3日ぶりにシンシくんを読む。
算数の本質が書かれていそうなところにねらいを定めて読み進めていくと、ついに発見!!
後半では「数学のよさに気付く」ことが挙げられている。数学のよさに気付くということは,数学の価値や算数を学習する意義に気付くことであり,学習意欲の喚起や学習内容の深い理解につながり,また,算数に対して好意的な態度が育成され ることになる。数学は人間によって生み出された価値あるものであり,数学を用いた問題解決において働く数学的な見方・考え方が数学のよさの根底にある。数学的な見方・考え方は,物事を処理する際に有効な手段として働くものである。児童がこの数学的な見方・考え方を豊かで確かなものとしながら算数を学習し,数学が人間にとって価値あるものであることが分かり,主体的に算数の学習に関われるよう にすることが重要である。よさについては,これを狭く考えずに数量や図形の知識及び技能に含まれるよさもあるし,数学的な思考,判断,表現等に含まれるよさもあり,有用性,簡潔性,一般性,正確性,能率性,発展性,美しさなどの様々な視点から算数の学習を捉えることが大切である。
例えば,算数では「数」を扱い,ものの個数を調べたり,大きさの比較をしたりする。これは日常生活のいろいろな場面で活用されるものである。それは「数」という内容がもつ,有用性に関わるよさである。整数は十進位取り記数法を用いて表されるが,この記数法は,位の位置によって大きさを表せるという優れた方法である。それによって簡潔に分かりやすく数を表したり,数の大小を比較したりできるのである。これは「表現の仕方」がもつ有用性,簡潔性,一般性に関わるよさであり,これらが児童が算数を創り出していく原動力になっていく。 このようにして,各々の内容や方法などのもつよさを明らかにしていくような教材研究を進めることが重要である。よさを児童に知識として覚えさせさえすればよいというようなことがないように留意し,学習の中で児童が自らそうしたよさに気付いていけるように,指導を創意工夫することが重要である。(小学校学習指導要領解説 算数編より)
よさについては,これを狭く考えずに数量や図形の知識及び技能に含まれるよさもあるし,数学的な思考,判断,表現等に含まれるよさもあり,有用性,簡潔性,一般性,正確性,能率性,発展性,美しさなどの様々な視点から算数の学習を捉えることが大切である。
これだ〜〜〜〜〜
ナオトさんは、この「美しさ」をテーマにしたんだな、きっと。
◯上記の文を読んで考えたこと
・よく算数で聞く、計算はかせ(はやくて→能率性、かんたんで→簡潔性、せいかく→正確性)の真意を見た。
・ということは、やはり、計算はかせの要素が詰まったゲームの攻略法を考えることも、立派な探究になるのではないか
・数量や図形の知識というところでは、生活の中の「数」さがしや「形」さがしも、立派な探究になるのではないか
・さらにテーマを絞るとしたら、「数学の美しさ」のようになるのだと思うが、他の選択肢は何かあるのだろうか…
ここはメンバーに相談したい。
なんにしても、大きな手がかりを得た気がする。